陸上養殖のための自動システムの研究開発

株式会社FRDジャパン 様との共同研究

現在,水産資源の多くが過剰漁獲となっています.今後,世界の漁船漁業生産量を増やすことは困難とされる中で,世界人口の増加分の食料を補うために1990 年代以降には養殖業が拡大しています.しかし,昨今の主流である海面養殖では管理,環境負荷の観点から設置場所に限りがあると指摘されています.本研究室では,陸上に人工的に創設した環境の下で魚介類の養殖を行う「陸上養殖業」を担う新進気鋭の企業「株式会社FRDジャパン様」と共同で,その効率化のための自動化システムの研究開発を行っています.

給餌効率化のための魚群活性度推定

関連論文

  • 大野 航太郎,畠山 佑太,藤井 浩光,大﨑 敦史,十河 哲朗: “陸上養殖における給餌効率化のための水面変動の時間周波数解析による魚群の活性度推定”, 第21回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2020), 1G2-10, 福岡(オンライン), December 2020. (SI2020優秀講演賞 受賞,2021年度 計測自動制御学会学術奨励賞 研究奨励賞受賞)

魚と人に低負荷な成長管理のための水中自動体測

関連論文

  • 井上 樹,畠山 佑太, 藤井 浩光, 大野 航太郎, 大﨑 敦史, 十河 哲朗: “陸上養殖におけるニジマスの水中体測のための濁水環境を考慮した3次元ステレオ計測”, 第22回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2021), 2B4-02, オンライン開催, December 2021. [video(音声無)]